モンゴルセンターだより 3
山崎光男(人類愛善会事務局モンゴル担当)
モンゴルはアジア大陸非核化の枢要
人類愛善会モンゴルセンター発会式で、
同国の非核地帯政策について述べる
ツェデンダンバ人類愛善会モンゴルセンター会長(6月9日)
今月、マレーシアのクアラルンプールで「東アジアサミット」が開催される。
ASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国に日中韓を加え、さらにはモンゴルをはじめオーストラリア、ニュージーランド、インドなども参加する。
最も注目されている課題は、マレーシアのマハティール前首相や日本の小泉首相が提唱している「東アジア共同体」構想だ。
今年6月8日、モンゴルの首都ウランバートルで開かれた人類愛善会国際集会では、アジア連合実現は、
政治経済的方向からのみでは不可能で、出口王仁三郎初代総裁が主張された「アジアの精神的和合こそが、世界平和の核である」
との基本精神を再確認した。
35億6千万人が、多様な文化・宗教、価値観の中で暮らすアジアに、どう「精神的和合」や「多様性の中の統一」を創り上げるのか。
その作業を可能にするキーワードが、初代総裁の示された「人類愛善・万教同根」であろう。
では、モンゴルは一体どのような役割を演じることができるのだろうか。
人類愛善会モンゴルセンター発会式記念講演で、ツェデンダンバ会長は「モンゴルの『一国非核の地位』は、わが国だけでなく、
アジア全域の安全保障に重要な意味を持つ」と述べた。今日、モンゴルは中央アジア5カ国と連携し「中央アジア非核地帯」創設に努力している。
さらに、モンゴルを含め、日本、韓国、北朝鮮の4カ国から構成する「北東アジア非核地帯」が実現されれば、
広大なアジア大陸を東西に走る「シルクロード非核地帯」も夢ではない。
すでに、南半球は完全に非核地帯となっている。最終的には、極東の日本から中東のスエズ運河まで含むアジア大陸全体の非核化も
可能だろう。モンゴルは地政学的に、このような構想実現のための、枢要な位置を占めている。
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