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『主張』 「万聖の大集会」に向けて |
今年は戦後61年。そして、人類愛善会は創立81周年。いずれにとっても、未来に向けて新たなスタートを切るにふさわしい、節目の年を迎えた。
第2次世界大戦後、唯一の被爆国・日本は、同憲法9条2項で『戦力の不保持と交戦権の否認』を定めた。
それは、自衛目的の軍隊の存在がしばしば戦争の原因となってきた人類の歴史的体験を深く顧みて、真の世界平和実現を目指す先駆的な冒険であった。
人類愛善会の創立者で初代総裁の出口王仁三郎師は終戦直後、鳥取の吉岡温泉に滞在中、次のように発言した。
「いま日本は軍備はすっかりなくなったが、これは世界平和の先駆者として尊い使命が含まれている。
本当の世界平和は全世界の軍備が撤廃したときにはじめて実現され、いまその時代が近づきつつある」
また、1981年、広島を訪問した故・ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は、「この広島での出来事の中から『戦争に対する新たな世界的な意識』が生まれ、
平和への努力に向けて新たな決意がなされた」と述べ、「国家間の緊張や対立は、国家間の正当な協定や、国際機関のよって立つ、
平等と正義という倫理原理に沿って解決されなければならない。国内秩序を守るために法が制定されているように、世界の国々の間に、国際関係を円滑にし、
平和を維持するための法制度が作り上げられなくてはならない」と力強く『平和アピール』を世界に発した。
初代総裁や教皇ヨハネ・パウロ2世の発言は、核時代における新しい平和秩序創設のロードマップ(道筋)を示したものといえる。
その柱は、法支配による正義の確立と生命の尊厳(人権の尊重)の倫理的基盤の確立にある。
広島・長崎被爆60周年に当たり、昨年8月2日、衆議院で採択された「さらなる国際平和の構築への貢献を誓約する国会決議」(戦後60年決議)は、
「世界連邦実現への道の探究」を盛り込んだ。日本国憲法の平和理念を現実のものとするため、「世界連邦」への取り組みを明記し、国内外に宣言した意義はきわめて大きい。
一方、今から百年ほど前の明治時代末ごろ、大本開祖・出口なおは、飢・病・戦のない、理想的な未来社会である「みろくの世」の到来を予言した。
万物を創造された神は一つで、人類は本来兄弟同胞である。また、地球を一つの家とする大家族(地球市民)である。出口王仁三郎師は、真の世界平和実現の絶対条件として、
人類の和合をかかげた。大本神諭に「谷々の小川の水も大河へ、末で一つに為る仕組」とあるごとく、世界の諸宗教の対話・協力、大同団結による万聖の大集会(世界神柱会開き)による
地上天国の実現を予見した。
私たちは一つの神のもと、人種、国家、宗派の違いを超え、すべての人々と手を携えて協力し、その実現に最善の努力を尽くさねばならない。
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