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エルデネズー寺院とモンゴルセンター
兄弟姉妹のように協力を


 世界遺産登録の古刹の管長が私費を投じ、モンゴル仏教復興のために 僧侶養成学校を建設中。その教室の備品購入のため大本・人類愛善会は支援金を寄贈し、1月14日に贈呈式が行われた。

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(写真上)1月14日、ウランバートルの人類愛善会モンゴルセンターで行われた贈呈式で。
左から、バトバヤル事務局長、バトツェレグ理事、バーサンスレン管長、ツェデンダンバ会長、山田次長

  かつてのモンゴル帝国の旧都・ハラホリンにあるエルデネズー寺院は、 世界遺産に登録されている。歴史的建造物の残る由緒あるモンゴル仏教の寺院である。

 この寺院の管長カンドスレン・バーサンスレン師は、2004年11月、人類愛善会・大本の招きにより来日。 亀岡・綾部両市で開かれた「日本・モンゴル国際親善交流の集い」に参加し、人類愛善会総本部を訪れた。 

 以来、同管長は大本・人類愛善会の思想・活動に共感を持ち、ウランバートルの人類愛善会モンゴルセンター にも頻繁に来訪するなど、友好関係が続いていた。



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(写真上)ウランバートルから西に約400km進むと、かつてのモンゴル帝国の首都だった町・ハラホリンがある。
帝国時代の遺跡は大草原に埋もれ、現在は、16世紀に建てられた広大な仏教寺院・エルデネズーが威容を見せている。
ソ連の共産主義革命の嵐はモンゴルにも及び、壮麗な伽藍(がらん)の数々が破壊され、3千人はいたとされる 同寺院の僧侶のほとんどが殺されたという。
現在、破壊を免れた伽藍の修復が進められている。


私費を投じて学校建設

 管長は現在、エルデネズー寺院から約1キロ離れた場所に、僧侶養成学校を建設中だ。 この学校は近隣の村や県の子弟を預かり、僧侶に養成する学校で、主に孤児や貧困家庭の子弟を預かっている。

 僧侶養成課程のほか、小中学校の義務教育課程も教え、卒業者には国が認定する義務教育修了証が与えられる。

 校舎は木造2階建て。1階には3つの教室とホール、食堂、図書室があり、2階は学生寮となっている。 全寮制で定員は 人、当面は 人の学生が入学する予定である。

 しかし、そんな社会福祉に貢献する、養護学校的性格の学校でありながら、公的な援助は一切行われていない。 学校の建設資金と運営資金は、管長の私財と各方面からの寄付金で賄われている。

 モンゴルでは小中学校が義務教育で、授業料は無料であるが、この僧侶養成学校は私立学校のため、 国からの援助が無い。そのため教師の給与も管長の私財と寄付金で賄われている。現在、義務教育学校として国の指定を受け 、教師を雇用するための援助が受けられるよう申請中である。

 校舎はほぼ完成に至ったが、資金不足が生じ、黒板、机、イスなど校舎内の備品購入ができずにいた。

 そこで、大本の婦人組織・直心会、壮年組織・青松会、青年組織・青年部は、それらの備品の購入に充てて もらおうと、現在共同で進めている「モンゴル児童支援カンパ金」から教育支援金として約35万円を、 人類愛善会を通じて贈呈することを決めた。 

 支援金で購入する備品類は次の通り。


1.黒板2枚
2.座机(勉強机)30台
3.座布団30枚
4.教壇3台
5.図書室閲覧机・イス各15台
6.図書・各種教材書籍
7.その他教材各種


センターで贈呈式

 1月14日、バーサンスレン管長が、人類愛善会モンゴルセンターに来訪したのに伴い、僧侶養成学校教育支援金の贈呈式が 行われた。

 モンゴルセンターからは、ツェデンダンバ人類愛善会モンゴルセンター会長、バトツェレグ同理事、 バトバヤル同事務局長が出席。出向中だった山田歌人類愛善会総本部宗教協力推進室次長が立ち会い、 出口紅人類愛善会総裁の代理として、ツェデンダンバ会長が支援金を同管長に手渡した。

 ツェデンダンバ会長は「エルデネズー寺院と人類愛善会モンゴルセンターは深い絆で結ばれ、 世界平和の実現という同じ理想を持って活動しています。これからもセンターと寺院は兄弟姉妹のように共に協力し合って 活動していきましょう」と語り、人類愛善会旗を管長に手渡した。

 これに対し管長は、「日本の皆さまからこのような温かいご支援を頂き、大変うれしく思います。特に総裁の 出口紅さまには心から感謝を申し上げます。今後はエルデネズー寺院とこの学校が、人類愛善会・大本の皆さまとモンゴル との架け橋となり、平和実現に向かって共に協力していくことを希望いたします。 この旗は学校に掲げさせて頂きます。学校が開設されましたら、ぜひ日本から学校を見にお越しください」と感謝を述べ、 ツェデンダンバ会長に大本への感謝状を託した。

 建設中の校舎は3月ごろには完成の予定で、その後、支援金で製作された机・イスなどの 備品・教材が運び込まれ、授業が開始される。

 また、今回の支援を記念して、図書室に出口総裁命名の人類愛善会・大本にちなんだ名前が付けられ、 入り口には記念の銘板プレートが掲げられる予定だ。





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(写真上)冬の草原に立つ、エルデネズー寺院の僧侶養成学校。付近のゲルは仮の校舎で、 子供たちはすでに授業を受けている



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(写真上)エルデネズー寺院の外壁と僧侶の卵たち(2004年6月)



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(写真上)僧侶養成学校に通っている生徒たち。みんな澄んだ瞳をしている。
ソ連の衛星国だった時代、モンゴル仏教は衰退してしまった。
僧侶の養成はモンゴル仏教の復興、そしてモンゴルの伝統的文化や価値観の継承のためにも重要な事業だ



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(写真上)完成間近い増慮養成学校の玄関

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