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モンゴルセンターだより 6


山田歌(人類愛善会宗教協力推進室次長)

文字通り『思想・信条の違いを超えて』

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(写真上)「新年カウントダウン」のイベントでにぎわう、 ウランバートルの大統領宮殿前広場(昨年12月31日)


 今年1月、出向滞在していた首都ウランバートルで、 大規模な市民デモが発生。警官隊と衝突するなど、市内は一時騒然となった。

 騒動の発端は、与党の人民革命党と最大野党の民主党による、現在の与野党連立政権に対し、 1月11日、多数派の人民革命党は内閣総辞職を要求。閣僚を全員辞職させた上で、同党寄りの民主党議員を入閣させ、 新たな組閣を敢行した。この強硬な政治運営により国会が紛糾。政界内の争いが、大きな市民デモに発展した。

 モンゴルの政治体制は共和制で議会は国家大会議という一院制。 現在のエンフバヤル大統領は人民革命党の出身で、しばらくは人民革命党の政権が続くと思われる。 経済政策の失敗を追求する野党支持者が、街頭デモや集会を頻繁に行っており、混乱状態は当面続くだろう。

 さて、モンゴルセンター内の?政治模様?ははといえば、大統領首席補佐官であるツェデンダンバ会長は 職務上、政府与党内で執務されている。会長は前大統領時代からの補佐官で、その行政能力は高く評価されている。 現大統領の就任時、他の補佐官は全員罷免されたが、会長だけは留任した。

 一方、文房具贈呈活動などセンターの活動に大きく貢献されている、バトツェレグ理事は野党民主党出身の 前国会議員。今年2月に文部大臣顧問から官房長官(副首相)の政治・外交顧問という重要ポストに就任されたばかりだ。 会長とは支持政党は違うが、二人は高校時代からの親友で固い友情で結ばれている(2頁右上写真)。

 外にもセンターにはさまざまな政党の支持者がいる。しかし、皆は共通してモンゴルの将来を思い、 国民のために活動し、多種多様な考えの持ち主が集まることにより、かえって良いバランスが保たれている。 モンゴルの政治と市民生活の混乱は心配だが、モンゴルセンターは文字通り『思想・信条の違いを超えて』、 温かな和を保って活動している。

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