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〜世界連邦日本国会委員会総会から〜

東アジアでも進む地域統合

世界連邦実現に向け 日本は精神的運動を

photo  超党派の国会議員で構成する世界連邦日本国会委員会(森山眞弓会長)の2006年度総会が、4月25日、 衆議院第2議員会館で開かれた。

 同国会委員会の会員数は、昨年8月に世界初の世界連邦国会決議が衆議院で採択されたことを契機に、 前年までに比べ約1.5倍の196人に急増。こうした盛り上がりの中、世界連邦運動5団体として、世界連邦運動の担当部局を 昨年設置した外務省に対すし、具体的要望を提出予定で現在準備中であることが、植木光教世界連邦日本推進協議会会長 から報告された。

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 総会の後、外務省アジア太平洋局地域政策課の相川一俊課長(写真右)が「東アジア共同体構想の現状と課題」の テーマで講演。東アジアで今、どのような地域統合の流れがあり、日本政府がどう関与しているのかを説明した。

 相川課長は、「最近、東アジア共同体が必要だという声が、強く出されるようになった。それは、97年、 98年に起こったアジア金融危機の中で、APEC(アジア太平洋経済協力会議)など既存の機構が有効に機能しなかった ことがきっかけだった。

 98年には従来のASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国に日本、中国、韓国を加えた 「ASEAN+3」などの新しい枠組みも生まれたが、この地域の共同体形成と協力の枠組みは、 まだ渾沌とした状況にある」と概況を説明した。

 外務省資料によれば、日本のアジア外交は、将来の東アジア共同体形成が地域の共通目標になっている 現実をとらえ、ASEAN+3にインド、オーストラリア、ニュージーランドが参加したEAS(東アジア首脳会議)が 共同体形成に重要な役割を果たす、との理解の上に立っている。

 「そうした認識の上に昨年12月には、日本が主導して、マレーシアのクアラルンプールにおいて 第1回EASを開催した。経済発展の著しいインドを加え、ASEANを中心に共同体形成を図ることが重要だ」 と述べた。

 さらに、「EU域内の貿易額は、EU全体の貿易額の65%を占める。EASでも域内貿易の割合はすでに 55%に達し、FTA(自由貿易協定)の締結も進んでいる」ことを指摘。経済分野では、 共同体形成の土壌がかなり出来上がってきていることを述べた。

 一方、総会では「民族・宗教的要因から紛争や貧困に苦しんでいる国々は今も多い。 日中韓の精神的溝も深まるばかりだ。昨年の世界連邦国会決議を生かすためにも、世界連邦実現に向けて、 被爆国の日本は、思想や精神、心の問題を問いかけるような世界連邦運動を進めるべきではないか」との意見も出ていた。

 まさに、そうした面での活動が、人類愛善運動の主旨である。昨年6月に発足した人類愛善会 モンゴルセンターの活動は、将来的な「アジア連合」実現を視野に入れている。それは決して夢物語ではない。
 いっそうの世界連邦運動推進を図りたい。





●新風Nova Vento●


  朝、目覚めると、外が気になった。前夜の天気予報では、雨のはずだったからだ。 「午前中から降り出し、夕方には大雨に」という声が耳に残っていた。でも幸いなことに、 降っていない。急ぎ愛犬(?)を連れ、散歩に出かける▼

 コースは毎日ほぼ同じで、一回り約三十分。わが家のある住宅団地には150軒ほどの家が建っているが、 こんもりとした丘の続きにあって、起伏がある▼

 同じ時間に同じ人と出会うことが多い。散歩中の人にも、出勤途中の人にも、「おはようございます」 と必ず声をかける。見知らぬ人でも、同じ団地の人なのだからと内心言い聞かせて…▼

 同じ場所、時間でも、いろんな発見がある。「家々の花壇には、知らない花ばかり。でも、カラフルだなあ」 「濃い紫は、昔覚えたウツボグサ。これはツルキキョウ…。ギシギシは、こんなに伸びて」「おや、ガクが反り返って いない。カンサイタンポポ(在来種)かな」▼

 「新緑も黄緑色に光ってきれいだなあ」「今日は、この田に水が張られ始めた。今度の休日は田植えかなあ」 「水路には、今年も水がたくさん流れている。不思議だけど、毎年、有り難いなあ」「これで短歌でも、 作れるようになれば…」と調子の良い思いも出てくる▼

 路上をよく見ると、小さなアリが数匹這い回っている。次に立ち止まったところには、大きなアリがいる。 「アリの行列は雨の前兆だというが、姿が見えるうちは、降らないわけだ」。この季節、朝の散歩はなかなか楽しい。

 


●メディアウォッチ●

ベストセラー「食品の裏側」

食品添加物の実態を伝える警告の書


 食品添加物の元トップセールスマンが現場の経験をもとに、食品と食品添加物との関係を記した本 (安部司著/東洋経済新報社)がベストセラーに。食品がどうやって作られ、どんな添加物が入っているのかがわかり やすく綴られている。 

 『添加物の翻訳者』と自称し、添加物の長所と短所を解説し、消費者の知識と見る目を養う。 その中で安部氏は、食の乱れが食卓の乱れになり、家庭や社会、国の乱れにつながると指摘。 また、安さや便利さを求めた結果、何を得て何を失っているのかを問いかける。

 折しも、時代は健康志向からオーガニック(有機)ブームに。無農薬栽培の農産物、遺伝子組み換えでない 食品や無添加の食品が注目され、オーガニックカフェや、自然食品、無添加洗剤などを扱うコンビニが次々オープン。 食生活に限らず、LOHAS(ロハス)という環境や健康によい生活スタイルがオシャレだと人気を呼んでいる。 一過性のブームに終わらないことを願うばかりだ。 (ゆ)

               

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