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第55回亀岡平和祭 平和祈念式典・市民平和交流大会

ごあいさつ/出口 紅 大本教主(人類愛善会総裁)




 本日、第55回亀岡平和祭「平和祈念式典・市民平和交流大会」開催にあたり、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。

 このたびのイスラエル、パレスチナ双方から若い方々をお招きし相互の交流を深め合うという主旨で計画されていました「中東和平プロジェクト in Kameoka」は、中東地域におけるまことにに厳しい対立と武力抗争の中で、不本意ながら中止を余儀なくされました。

 両国の若者がこのプロジェクトを通して日本文化に親しむと同時に話し合いの場を持ち、憎しみを越え、悲しみを分かち合い、共に平和について考える絶好の機会となることを期待していましたが、誠に残念なことでございました。栗山市長さまをはじめ、ご関係の皆さま方が最後まで希望をもって精一杯のご努力をなされましたことに対しまして、心より敬意を表し、感謝申し上げたいと存じます。

 殊にパレスチナ・ガザ地区に住む5名の若者の出域を実現させようと、亀岡市を中心に外務省、日本大使館、イスラエルのペレス平和センター、パレスチナ対話センターの皆々さまが心を一つにして最後の最後までギリギリのご努力を続けられました。このプロジェクトを成功させたいとの各国諸関係の皆さまの熱い思いに深い感動を覚えました。今回の貴重なご努力はかならず、今後の中東和平の実現に向けた大きな糧となりますことと信じております。

 私たち大本は1925年、教祖・出口王仁三郎が人類愛善会を創設し、全人類の親睦融和を世界に訴えてまいりました。出口王仁三郎は「世界の平和を来たらさむがためには、各国国民間の有形と無形の大障壁を第一着に取り除かねば駄目です。(中略)有形的障害の最大なるものは対外的戦備(警察的武備は別)と国家的領土の閉鎖とであります。また無形の障壁の最大なるものは、すなはち国民および人種間の敵愾心だと思ひます。また宗教団と宗教団との間の敵愾心だと思ひます。この世界的の有形の大障壁を除くためには、まづ無形の障壁から取り除いてかからねばならないと思ひます」と述べています。

 このたびのプロジェクトのように草の根でお互いが交流することにより、認め合い、尊敬し合い、民族、地域、国家を超えて「人として生きる」価値観を共有することが将来かならず無形の障壁を取り除くことにつながり、日本はそのようなよき交流の場を提供できる最もよい友人だと思います。

 今回のプロジェクトは実現しませんでしたが、今後も中東地域における人と人との対話と人の交わりを推進していかなければならないと存じております。中東に平和が実現することが、世界平和の良き型となっていくことを信じて疑いません。

 この地の上に永遠無窮の平和な世の中が一日も早く実現いたしますように、心からお祈り申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

 2006年8月7日



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