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ストップ! 乳ガン
日本でも急増中

マンモグラフィで早期発券を

 最近、日本でも20代、30代の若い世代を含めて乳ガンが急増。女性の20人に1人がかかる可能性があるということで、乳ガンは決して他人事ではありません。  去る10月2日に京都市内で開かれた財団法人京都工場保健会主催の健康セミナーでの講演、 「乳がんは症状がでる前に見つけて治そう」(講師:沢井清司 前京都府立医科大学病院教授/内分泌・乳腺外来部長)から、 専門医が語る乳ガンの正しい知識と、最新の検査方法についてお伝えします。

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 日本の女性が、一番かかりやすいガンは乳ガンです。加齢と関係なく発病し、特に45〜 50歳前後の発症率が最も高く、 家庭や社会の中心的存在である年代の女性を襲う病気です。

 また、乳ガン患者は増え続け ていて、1年間に新たに乳がんにかかる女性は30年前に比べ3倍となっています。 その原因は、結婚・出産の高年齢化、未婚や未出産の女性の増加、働く女性の増加に伴い母乳を十分に与えない女性の増加、 また、中年以降の肥満などです。

 乳ガンの原因が女性ホルモンと関係が深いため、月経が長年続くなど、ホルモンが作用している期間が長いほど、乳ガンリスクが高くなります。ただし、皮下脂肪にも女性ホルモンを作り出す働きがあるため、太り気味の方は閉経後も要注意です。

 また、授乳が不十分だと、乳腺が張った状態のまま40代、50代というガン年齢を迎えてしまい、リスクが増します。

 しかし、たとえ乳ガンに犯されたと分かっても、大きさが1センチ以下だと、10年生存率は95%以上 、 2センチ以下でも90%以上あります。そして、それより小さいものは、放射線や抗がん剤などによる治療の必要がなく、再発率も低い。それが早期乳ガンです。

 つまり、乳がんで命を落とさないためには、早期発見がカギとなります。そのためには、マンモグラフィ(乳房X線撮影検査)が大変有効になります。

 日本では、従来、主に視触診による乳ガン検診が行われてきましたが、症状の無い早期ガンを発見する効果は ありませんでした。そこで国は、2000年に、マンモグラフィの導入を地方自治体へ促し、04年には、対象を50歳以上から40歳代に引き下げました。

 すなわち原則として、健保組合員は企業や組合の検診で、扶養家族の場合は市町村の定期検診で、マンモグラフィによる乳ガン検診が可能です。

 しかしいまだに、健保組合の検診では、触診とエコーの場合が多く、乳がんになる率の高い働く女性が、マンモグラフィを受けるチャンスが少ないという問題点が指摘されています。

 しかし、受診者側にも 「自覚症状がない」、「触ったら分かる」「痛い」といった理由で、マンモグラフィ検診を避ける人が多いようですが、それは大きな誤りです。

 欧米では60〜80%の人がマンモグラフィ検診を受けています。マンモグラフィを併用すると、触診のみの検診より3倍もの 高い確立で、乳ガンを発見できます。かつ、そのうちの、実に80〜95%は早期ガンなのです。

 ガンは、症状がなくても進行しています。自己検診や視触診に頼る、これまでの日本人の常識は捨ててください。乳ガン治療は、早期発見こそが最も重要で、今日ではマンモグラフィによってそれが可能なのです。

 あなた自身とあなたの家族のために、定期的なマンモグラフィ検診をお勧めします。


乳ガンの現状
●10年前に胃ガンを抜き、日本女性が一番なりやすいガン。
●アメリカでは8人に1人。日本では20人に1人が患者。
●1年間に新たに発症する人数予測は4万人(07年)。
●年間死亡者数は04年に1万人を超え、10年後には5万人といわれている。


マンモグラフィ検診の受け方
健保組合員:健保組合が行う職場検診や(夫勤務の場合は主婦検診)、人間ドック
1) 職場検診でマンモグラフィが受けられるのかどうかを確認すること
2) 職場検診で受けられない時は、マンモグラフィ実施機関で人間ドックを受けること。
一般住民:居住市町村の住民検診

  

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