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モンゴルセンターだより 11


松田達夫(人類愛善会総本部事務局次長)

特製ノートを辺境の子供たちに配付

(写真下)スフバートル県ダリガンガ郡の小中9年制学校で(9月19日)

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 去る9月17日から4日間、人類愛善会モンゴル児童支援活動の一環として、学用品を贈呈するために、モンゴル南東部のスフバートル県のムンフ・ハーンとダリガンガの学校を訪問した。

 17日朝、このたび新しく作成された人類愛善会特製のノート(先月号で紹介)2500冊と鉛筆約3000本を 車に満載し、首都ウランバートルを出発し東へ向かった。

 初秋とは言ってもモンゴルでは最低気温がすでにマイナスになっている。それでも、東南に向かうと、茶色に変わりつつある草原が、いくらか緑を取り戻す。二時間も走ると、舗装道路はなくなり、草原のわだちが道路となる。これより先は再び舗装道路を走ることはない。今回の訪問先は、ウランバートルから約千キロ離れている。中国の内モンゴル自治区との国境近くだ。

 首都ウランバートルから遠くなるほど物資の流通が少なくなり、学用品も自由には手に入らない。この贈呈活動は、そのような不便なところへ、学用品を届けることを狙いとしている。

 東に進むにしたがって山が遠ざかり、一面の平原となる。放牧のヤギや羊、馬やらくだの群れがあちこちに見える。夕方六時にムンフ・ハーンの町に着いた。ここは昨年、人類愛善会も協力して、モンゴルのために活動している日本の団体が、中古の学習机や椅子を寄贈したところで、ノートの贈呈も今回が二度目になる。

 水道はなく、電気は自家発電。十分も歩けば通り抜けてしまうこの町は、まるで広い平原の中に浮かんでいるようだ。夜、空には美しい天の川が横たわり、白鳥座が中天にある。日本に比べずいぶん北にいることが北極星の高さから感じられた。

 早朝から子供たちの元気な声がする。ここにはムンフ・ハーン郡の9年制の学校があり、 小中高あわせて925人の生徒が学んでいる。放牧民の子供たちが全寮制で、親と離れて生活をしている。

 教室では校長先生からの紹介に続いて、出口王仁三郎初代総裁のモンゴル訪問と人類愛善会モンゴルセンターの活動を紹介。 「みんながんばって勉強して、将来のリーダーとなってください」と激励して、一人ひとりにノートと鉛筆を配る。 子供たちはみな純真な美しい目をしていた。あくる日にはダリガンガの町にある郡立の9年制の小中一貫校を訪問。五百人の生徒たちにノートと鉛筆を配布した。「また来年もぜひ来てください」との大きな期待を配布先の各学校の方々から受けながら、活動を終えることができた。

 



愛善の光
 

人類愛善会三代副総裁 出口日出麿(でぐち ひでまる)
(1897〜1991)

心の岩戸
叫んだって叫んだって口の先ばかり

どうして「世界の平和」がこようぞ

手で引っぱって足でつっぱって

なぜこぬと恨む今の世の人たち

「世界の平和」は泣き笑い


平和平和と呼ばなくても

もっと公平に自己をはなれて

ものを観る習慣さえできたら

平和は飛んでまいります


いくら神を祈ったって お説教を聞いたって

心の岩戸が開けねば 身は永久の闇に住むのだ

お前一人のための世でもない お前ら一群のための世でもない

広い世界の調和へと、せき立てている神の声

人を悪いと思うでない 身をかえりみて恥なきか



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