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メタボリックシンドロームと生活習慣病(最終回)

糖尿病ってどんな病気?

 肥満と高血圧、高脂血症、高血糖という生活習慣病を併発し、それぞれの症状がお互いに悪影響を強めながら、私たちの体に対して、時には死につながる深刻なダメージを与える―この状態がメタボリック・シンドローム。最終回の今回は、高血糖について。高血糖症の代表が糖尿病です。3つすべての生活習慣病を予防・改善することでメタボリック・シンドロームを撃退し、健康的な生活を送りましょう!

(昨年10月2日、京都市内で開催された、財団法人京都工場保健会主催の健康セミナー「メタボリックシンドロームと生活習慣病」講師=武田和夫同会診療所長)の講話をもとに構成しました)

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 米、パン、果物などの糖質は、体内でブドウ糖に変わり、脳、筋肉、肝臓などの細胞に吸収され、エネルギー源となります。その血液中のブドウ糖(血糖)を適正にコントロールしているのが、すい臓で作られるインスリンというホルモン。糖尿病とは、インスリンの作用不足によって、慢性的な高血糖状態が続く病気のことです。

 現在の糖尿病患者の9割以上は、遺伝的な要因に、過食、運動不足、ストレス、肥満、加齢などの因子が加わって発症しているといわれています。


何がいけないの?

 「最も特徴的な糖尿病の合併症は、失明に至る網膜症や、人工透析が必要となる腎症など。成人での失明と、透析導入の原因では、糖尿病が1位を占めています。また、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす動脈硬化を進行させます」、と武田所長。

 高血糖状態は自覚症状が無く放置されがちです。恐ろしい合併症の初期段階まで悪化して初めて、のどが乾く、トイレが近くなる、手足がしびれる、傷が治りにくい、食べてもやせる、疲れやすい、などの症状が現れます。


予防法は?

 高血圧、高脂血症と同じように、日ごろの悪い生活習慣、特に食習慣の見直しが重要です。1日3食を守り、血糖値の上昇を防ぐ食物繊維が豊富な野菜やきのこ類などを多くとり入れ、塩分とカロリーを控えた栄養バランスに優れた食事を取ることが基本といえます。適度な運動も効果的でしょう。


健康でいる意識を持つ

 これらの生活習慣病は、同時にあなたをおそいます。今、症状の1つにに心当たりがあるなら、メタボリック・シンドロームはすぐ側まで迫っているかも…。ですが、1つ改善すると、相乗的に全ての症状が良くなります。

 「2007年を期に団塊の世代が定年に入ります。多くの方に、会社による健康管理が途絶えてしまうことになります。健康を維持するためには、健康でいることが当たり前だと思わずに、意識して、1年に1度は検診を受け、自分の生活習慣を見直すことが大切です」と話す武田所長。

 生活習慣を改めることは簡単ではありませんが、決して安易に放置せず、定期的な検診を受け、まずは予防を心掛けてくださいね! 



〜あなたの「糖尿病になりやすい度」を自己診断しましょう!〜
(該当する項目が多い人ほど危険度が高い)

□ 太っている
□ 野菜や海草類をあまり食べない。
□ 食べ過ぎている
□ 朝食は食べない。
□ お酒をたくさん飲む。
□ ドリンク剤をよく飲む。
□ おやつは必ず食べる。
□ 運動不足である。
□ 脂っこいものが好き。
□ ゆっくり休めない。
□ 甘いものが好き。
□ ストレスがたまっている。
□ 夕食が遅くドカンと食べる。
□ 40歳以上である。
□ 食事時間が不規則。
□ 妊娠中に血糖値が上がったことがある。
□ 家族や親戚に糖尿病の人がいる。
(厚生労働省のホームページより)


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境界型の人は、糖尿病に進行する可能性が高いので要注意!



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