風呂敷からはじめようエコライフ
レジ袋のかわりに
日本で一年間に使われているレジ袋は、
国民一人当たり300枚ほどと言われ、その削減が求められています。
レジ袋の多くが使用後はゴミとして捨てられる上、
生産の過程と廃棄時に地球温暖化の大きな原因である、
二酸化炭素を発生させるからです。
最近、環境保護の強い味方となり、
しかもオシャレで便利だと注目を集めているのが、
日本古来の風呂敷です。
国内外に会員を持ち 、
京都を拠点に活動する市民団体「ふろしき研究会」(森田知都子代表)は、
風呂敷の文化と魅力を広く伝えようと、
年前に発足。資源の節約と環境保護のため、
「レジ袋の代わりに風呂敷を使おう」と呼び掛けてきました。
2月25日、同研究会主催の「第60回ふろしきトーク」が、
京都市内のお寺・法然院を会場に開催されました。
「箱に入れるのとは違い、風呂敷を使うと、物の形やシルエット、
素材感を生かしながら包むことができます。
素敵な風呂敷の文化を、日本に根付かせたいですね」と語る代表の森田さんは、
会場でさまざまな包み方を披露。
その中から、「洋服に合うように」と森田さん考案の、
「インスタントバッグ」の作り方をご紹介します。
3カ所結ぶだけで作ることのできる、シンプルなエコバッグです。
毎日の買い物にお使いください。
1.向かい合うはしとはしを真結びに
2.三角形の底辺の両はしを一つ結び
3.できあがり!
※ 50cm幅の綿素材の風呂敷で作りました。ポリエステル素材が、薄くてしわになりにくいので持ち運びに便利とのこと。
レーヨンはぬれると縮むので要注意です。
エコにオシャレに大活躍
風呂敷の歴史は古く、室町時代の大名が入浴の際、
足下に敷いて身づくろいをしたとされる絹の敷物が、
名前の由来だといわれています。
その後、時代を経て、物を包んで運ぶスタイルが定着したとのこと。
今でも伝統的に、改まった贈答品を包む時には欠かせません。
この日の講師の一人、風呂敷メーカー・宮井株式会社常務取締役の久保村正隆さんは、
「”おしどり””貝合わせ”は結婚祝い、”若松”は成長を祝うときなど、
目的によって絵柄を使い分けます。
こうした作法には、相手への思いやりが込められています」と、
風呂敷が持つ奥ゆかしい文化を紹介。
さまざまな色や柄に染め上げられた風呂敷は、
温暖化防止に一役買うだけでなく、美しく使いこなす楽しみや、
日本文化の奥深さを教えてくれます。
「風呂敷というシンプルな一枚の布が、
いろんな可能性を与えてくれます」と森田さん。
お気に入りの柄を見つけて、エコに、オシャレにと、
ぜひ、この春から風呂敷を楽しみましょう!
「風呂敷研究会」
森田知都子代表(右)。
1992年創立。会員数は約500。
風呂敷文化の継承や環境保全、
「包み」と「結び」の文化の新たな方向性を生み出すことなどを目的に活動している、
非営利の市民団体。
主な活動は、イベント「ふろしきトーク」の開催と会報誌の発行、
各種環境保護イベント参加など。
連絡先:〒603-8157 京都市北区紫野宮東町10-3-203
tel/075-432-2722
fax/075-432-3832
HP/http://homepage2.nifty.com/furoshiki_sg/
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