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誰にでもわかるパレスチナ問題(その16)

NPO法人大本イスラエル・パレスチナ平和研究所
主任研究員 矢野裕巳

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「綾部市、エルサレム市友好都市宣言」

(写真)堅い握手を交わす綾部市長と
イスラエル大使

sikata  イスラエル、パレスチナ和平交渉は1996年に始まるネタニヤフ政権の3年間、遅々として進みませんでした。

 1999年5月の総選挙で労働党エフード・パラクが首相に就任すると、頓挫した和平の推進に積極的に動きます。 バラク首相はイスラエルで誰よりも多くの勲章を得た軍人として知られ、軍の最高位(参謀総長)から政界に転じました。 これは、故イツハック・ラビン首相と同様イスラエルの典型的な出世コースです。 選挙中から和平推進に積極姿勢を示していたエフード・バラク首相は、就任後直ちに米国へ飛びクリントン大統領と和平 協議。またアラファト議長、ムバラクエジプト大統領、ヨルダンのアブドラ国王といった中東和平へのキーパーソン達と 次々に会談し、和平推進の積極姿勢を内外に示しました。

 何度も名前が出てきますが、1999年9月2日から13日までマイケル・ライナー博士が天恩郷を初訪問。
 9月8日には『ユダヤ教は平和の宗教か』の特別講演を安生館5階でおこない、約70名が聴講しています。また、博士は この短い滞在中、国際部留学中の次女ルース嬢と共に、二度にわたり4代総裁に面会。9月5日と10日の両日で、共に 予定の時間を大幅に延長、2時間を超える面会となりました。
5日のご面会では、当時国際部長の出口真人氏(現大本大道場長)が、霊界物語のお示しを含め、エルサレムと綾部の 関係を話題にし、将来の綾部、エルサレム提携の可能性について言及しました。博士は、その可能性について具体的に 丁寧に返答されました。

 通訳として同席していた筆者は、当時の面会時における会話をすべて覚えているわけではありませんが、出口聖子4代 総裁が次のように発言された事は明白に記憶しています。
「今までに、綾部とエルサレムの姉妹都市の話は何回か聞いているけど、なかなかうまく行きませんね。 でも本当にこれが実現すれば2代様が一番喜ばれるでしょう。」

(写真)署名をする四方八洲男市長

sikata  様々な双方の外交努力。またもちろん神様の大きなご守護のもと、翌2000年2月9日、綾部市 I Tビルで綾部市、エルサ レム市友好都市宣言署名式が実現しました。







 その署名式での祝辞で、4代総裁は
「綾部市は日本で世界連邦都市宣言をした第1号でございます。そしてエルサレム市と友好都市を結んだのも、 第1号でございます。私の祖母、出口すみ子2代総裁は世界連邦の運動に入って協力すれば世界は平和になる のではないかと、非常に喜んでいた事を、私は覚えております。そして、昭和25年ローマでの第1回会議に、 祖母は『私も行く』といっていたのでございます。まだそのころは、交通も不便で、食料も大変でございまし たが、味噌と梅干し、干飯(ほしいい)をもって行くんだと、張り切っておりました。」
と、述べ、次のように締めくくられました。

(写真)出口聖子4代総裁の祝辞

kiyoko 「祖母が生きておりましたらこのように綾部とエルサレムの友好都市宣言が出来た事、どんなに喜んだかなと、 私は一番先に祖母の事を思い出しました。」

 この祝辞を舞台のそでで聞きながら私は5ヶ月前のライネル博士の4代総裁とのご面会を思い出していました。





「エルサレムで『世界平和祈願祭』」

 エルサレムと綾部市が友好都市宣言が行われた2000年。7月22日から29日ま で総本部から『エルサレム平和使節団』が結成され、103名が、イスラエル、テ ルアビブ市で開催された『第85世界エスペラント大会』に参加しました。またハイ ファ市のティコティン日本美術館では『日本の夕べ』を開催し、多くの市民に日本文 化を紹介しました。

(写真)モルモン大学礼拝堂での「平和祈願祭祭典」

sikata  また、エルサレム市では大本祭式による『世界平和祈願祭』を執 行。エルサレム旧市街が一望できるブリガム・ヤング大学(モルモン大学)講堂での祭典となりました。
 大本祭員に続いて、ユダヤ教指導者のデービド、ローゼン師、イスラム教指導者アブ ドル、ブカリ師、キリスト教指導者ウエイン、マイニア師が登壇、それぞれ玉串をさ さげました。
 三教の聖地であるエルサレムで、三教の指導者と大本からの参加者が共 に祈りを捧げた事は大きな意味があったと思われます。




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