誰にでもわかるパレスチナ問題(その20)
綾部市長の英断
NPO法人大本イスラエル・パレスチナ平和研究所
主任研究員 矢野裕巳
(その1)
(その2)
(その3)
(その4)
(その5)
(その6)
(その7)
(その8)
(その9)
(その10)
(その11)
(その12)
(その13)
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(その15)
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(その17)
(その18)
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(その20)
(その21)
(その22)
(その23)
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(その57)
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(その59)
(その60)
(その61)
(その62)
(その63)
(その64)
(その65)
「来年、イスラエル、パレスチナの紛争遺児を綾部に呼ぶので、君にも手伝って欲し
い。いずれ正式に大本に協力依頼をするので、その時は引き受けてくれ。」2002年11月上旬、四方八州男綾部市長から直接このような話がありました。
綾部市がエルサレム市との友好都市宣言に調印して3年を記念する、具体的な取り組
みとして将来の和平の鍵をにぎる子供達を日本へ招待。イスラエル、パレスチナの子
供それぞれ7名、イスラエル、パレスチナそれぞれの付き添いや窓口となったシモン
ペレス平和センターからの代表、イスラエルテレビの取材をふくめ総勢20名の団が
組まれ、2003年7月26日から8月1まで綾部、東京を中心に日本に滞在しまし
た。
イスラエル、パレスチナ双方の代表者を日本に招いて対話や交流の場を持つ試みは綾
部だけではありません。ただ、次の点で綾部プロジェクトは大きな特長を持っていま
した。
1、綾部が招いたイスラエル、パレスチナ双方の子供達(14才~17才)は親か兄
弟姉妹また親戚の誰かが紛争で犠牲になっています。つまり、単にイスラエル、パレ
スチナの成績優秀者をテストで選抜したのではありません。参加者はみんな何らかの
心の傷をもっており、その意味で、現地の窓口(ペレスセンターや大使館、外務省)
にすべてを委託したのではなく、綾部実行委員会が現地に代表者を派遣し参加者を選
抜。また、子供を遠い日本に預ける事を心配する父兄に説明会としてオリエンテーショ
ンを開催しました。
2、それぞれイスラエル、パレスチナの子供達には日本滞在中、自分達とは違った日
本文化、異質な文化を体験してもらう。その体験から自分達とは違う考え、文化をも
つ人々を理解する事を学んでもらおうとした事です。その事は将来のイスラエル、パ
レスチナを背負って立つ彼等がそれぞれお互いを理解するための重要な資質となると
考えました。実際私自身もイスラエル、パレスチナ対話集会のようなものに何度が参
加した事がありますが、お互いがお互いの主張をくり返すのみで、相手の主張に耳を
傾けようとしません。
1週間彼等と行動を共にした7名の日本の子供達が、自分の考
えをはっきり述べる事を学び、そしてイスラエル、パレスチナの子供達が、相手の主
張にも耳を傾ける事を学んでくれたとしたならば、我々の意図は達成できた事になり
ます。
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