誰にでもわかるパレスチナ問題(その21)
走りながら勉強を! 走りながら準備を !
NPO法人大本イスラエル・パレスチナ平和研究所
主任研究員 矢野裕巳
(その1)
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(その65)
平成15年1月28日、『中東に和平を!』地球市民綾部実行委員会が四方八洲男綾部
市長を委員長として正式に立ち上がりました。 それぞれが、役割を分担し、7月の
行事に備えたのでした。 私も国際問題担当として、テルアビブのペレス平和センター
とのメールや電話での交渉の役をいただきました。ペレス平和センターは現地の窓口
でした。また、マスコミ対策と外務省との打ち合わせ等、多忙な市長の外交スポーク
スマンとして仕事をさせていただきました。 外務省や海外特派員協会には2月から
7月にかけて10回以上訪問し、綾部の取り組みを説明して廻りました。仕事を始め
るにあたり、市長からは次のような指示がありました。
1、イスラエル、パレスチナのどちらかに加担するような、印象を与えない事、綾部
は決して政治的にどちらかのサイドを支持するスタンスをとらない。
2、世界連邦都市宣言第1号として、綾部は地球市民レベルの交流を日本へそして世
界へ広めて行く事の大切さを示したいと考えている事をしっかり伝えて欲しい。
3、良い事をするのだからできるだけマスコミに取り上げられるようにする。中東問
題、特にパレスチナ問題には多くの日本人は疎遠である。
4、その意味でむしろ日本に駐在する世界の主な新聞の東京特派員に接触し、彼ら
の注目を得る事により、日本のマスコミを動かす事ができるかも知れない。
5、市民レベルのパレスチナ問題勉強会を開く、またできるだけ分かりやすい内容で
基礎的な内容を理解出来るような小冊子のようなものをまとめる。
最初からすべてうまくいったわけではありませんでした。イスラエル、パレスチナど
ちらにも肩入れしない印象を与える為には当然両サイドの主張を理解しなければなり
ませんでした。お陰で当時は私の人生で記憶にないほど集中して勉強していました。
日本を代表するパレスチナ問題の専門家との意見交換の場も経験しました。
実行委員のそれぞれが、自分の役目をはたそうとしました。真剣に取り組むあまり、
意見の食い違いもあり、大変な時期もありました。ただ多少考えの違いがあったとし
ても綾部へイスラエル、パレスチナの子供達を招きたいという気持ちは一つであった
と思います。2年以上たった今振り返って、素晴らしい経験をさせてもらったという
気持ちで一杯です。
当初あまり相手にしてくれなかった世界各国の東京特派員にもすこしづつ理解されはじめました。まさに走りながら勉強し、走りながら準備した6ヶ月でした。
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