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誰にでもわかるパレスチナ問題(その34) 

NPO法人大本イスラエル・パレスチナ平和研究所
主任研究員 矢野裕巳

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亀岡プロジェクト5



   8月7日午後2時から「平和記念式典・市民平和交流大会」は予定通り「ガレリア亀岡」を会場に開催されました。(写真下)

photo  亀岡市民850名、瑞生大祭に参拝にした大本信徒も多数参加。最終的に今回の亀岡プロジェクト中止を受けて、 今回のプロジェクトのイスラエルの世話役兼団長であるジブ・スタール女史は電話で筆者に次のように語ってくれました。

 「地理的に近いにも関わらず、イスラエルの子供達は同年代のパレスチナの子供がどのような状況に置かれているか、 どのような生活をしているか等についてほとんど知りません。多分パレスチナの子供たちもイスラエルの子供たちについては、 ほとんど理解していないと思われます。

 しかし、今回の事でイスラエルの子供たちは、同年代のパレスチナの子供達が、日本で自分たちと共に1週間過ごす為にこれほど努力し、 希望してくれているのかを知り大変感動しています。

 その意味で日本の土を踏む事は出来なかった事は残念ですが、亀岡プロジェクトが取り組もうとされた精神は子供たちに伝わったと思います。」



 ジブ・スタール女史(写真下)は8月7日の式典に次のようなメッセージを送ってくれました。
最後にそれを紹介して亀岡プロジェクトのまとめとします。


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photo  パレスチナの代表、イサム・シード氏に代わり、まず彼がメッセージを送る事ができない事をお詫び申しあげます。

 現在ガザ地区では電気が通っていません。そこで、私は彼の分まで御挨拶させて頂きたいと思います。ただもし現在のパレス チナ情勢が今とは違ったものであるならば イサム・シ-ド氏は素晴らしい挨拶をお送りする事が出来たと確信します。現在の情勢がそれを許してくれません。

 まず私達を日本にお招きいただく計画をたてていただきました亀岡市、また亀岡市長に心よりお礼申し上げます。 現実にはこの計画は実現しませんでしたが、そのご努力に感謝いたします。また中東に和平をもたらすべくこの地域に関心をもっていただいている事にも感謝いたします。 これは本当に感動的な事です。とりわけ現在の情勢下においてなおその関心を持続していただいていることに。

 ペレスセンターは1996年、前イスラエル首相シモン、ペレス氏によって設立されたNGO(非政府組織)です。

 我々の目的はペレス氏の理想を押し進める事です。中東地域に住む人達が協力と対話により平和を共に築くよう働きかける事です。 我々の活動はアラブ、イスラエルの双方の経済的、社会的利益に焦点を当てています。とりわけ、イスラエル、パレスチナ関係を活動の中心に置いています。 平和構築プロジェクトは国内のそして海外でのパ-トナーとの協力により進められています。たとえは、亀岡市やイスラエルの日本大使館等です。

 今回来日予定であった子供達は2つの地域からで、共に現在の紛争に深く関わっています。ガザはパレスチナ自治区にあり、多くの暴力の標的となっているところです。 またスデロットはイスラエル南部の町で多くのミサイル攻撃の標的になっています。

 子供達は紛争の苦悩や悲しみを代表するだけでなく、平和とよりよい未来に対する希望でもあるのです。

 この代表団の目的は本当に勇気あるこの子供達を通して、日本でなければ決してお互いに出会う事があり得ない機会を提供して頂くことでした。

 我々ペレスセンターはイスラエル、パレスチナ双方の子供や若者が出会い、交流する事でお互いの否定的なステレオタイプなイメージを払拭し、平和的対話を通じてお互いの肯定的な視点を育てたいと考えています。

 パレスチナ側の代表、イサム・シード氏、また来日予定であったスデロット、ガザからの子供達を代表して私はもう一度皆様にお礼を申し上げたいと思います。最後まで私達の来日を可能にするため多大な努力をしてくださった皆様に感謝を申し上げます。

 いつかかならず情勢が安定した時に皆様にお会い出来ます事を楽しみにしています。
 ありがとうございました。

 シモン・ペレス平和センター代表 Ziv Stahl(ジブ・スタール)
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