「死刑を止めよう」宗教者ネットワークの活動
2007年1月25日現在
1.発足の経緯
イタリアの聖エジディオ共同体が主催した死刑廃止セミナー『生命のために連帯を』
(2003年5月、東京・四谷)に参加した宗教者が、「死刑の執行を停止させ、死
刑についての議論を広く行い、命について考える機会をできるだけ多く設けよう」と
いう目的のもと、1.情報交換や共同行動を行う、2. 1年に数回集会を行う-ことを目
指して、2003年6月、超教派のネットワークを発足しました。
2.運営
ネットワークには、趣旨に賛同する個人・団体が参加しています。事務局はアムネス
ティ・インターナショナル日本内に置いています。活動経費は賛同団体からの賛同金
で賄われています。2004年5月より会費制(年1口1万円以上)に移行していま
す。
<賛同団体>(2007年1月25日現在、順不同)
イエズス会社会司牧センター/宗教法人大本/人類愛善会生命倫理問題対策会議/カ
トリック麹町教会(聖イグナチオ教会)メルキゼデクの会/死刑廃止キリスト者連絡
会/生命山シュバイツァー寺/天台宗/日本カトリック正義と平和協議会/日本キリ
スト教協議会/イエズス会神学院/日本山妙法寺/全国犯罪・非行協議会/袴田巌さ
んを救う会/上智大学神学部研究室/真宗大谷派死刑廃止を願う会(15団体)
<賛同人>(2007年1月25日現在、順不同)
雨森慶為(真宗大谷派<東本願寺>解放運動推進本部 本部委員)/生田茂夫(新宗
連同和推進連絡協議会)/ホアン・マシア(カトリック・イエズス会)/深水正勝
(カトリック司祭)/武田隆雄/酒井義一/白柳誠一(カトリック枢機卿)/菊田幸
一(明治大学教授・弁護士)/大河原礼三(死刑廃止キリスト者連絡会)/可児光永
/木下達雄/井手公平/神田忠、他1名(計14名)
<事務局>(社)アムネスティ・インターナショナル日本
3.活動
<死刑廃止セミナー>
第1回 『生命のために連帯を』(2003年5月23日、東京・四谷、主婦会館プラザエフ、約100名)
●スピーカー/
アルベルト・クワトルッチ(聖エジディオ共同体)柳下み咲(アムネ
スティ・インターナショナル日本)古川龍樹(生命山シュバイツアー寺)菊田幸一
(明治大学)末廣哲(監獄人権センター)斎藤泰(大本教学研鑽室長)ホアン・マシ
ア(上智大学・イエズス会)雨森慶為(真宗大谷派)保坂展人(死刑廃止を推進する
議員連盟事務局長)
●意見交換コーディネーター/
安田好弘(フォーラム90・弁護士)
●メッセージ/
廣瀬靜水(大本総長)ホセ・ヨンパルト(上智大学名誉教授・イエズ
ス会)西郊良光(天台宗宗務総長)左藤恵(元法務大臣)
第2回 『共にいのちを考える』(2003年11月29日、東京・四谷、上智大学、約60名)
●あいさつ/
ホアン・リベラ(上智大学社会正義研究所)アルベルト・クワトルッチ
(聖エジディオ共同体)古川龍樹(生命山シュバイツアー寺)
●スピーカー/
石井健治郎(福岡事件元死刑囚)八尋光秀(福岡事件再審弁護団代
表)山口由美子(西鉄高速バスジャック事件被害者)山本俊正(日本キリスト教協議
会)
第3回 『犯罪被害者との対話に向けて』(2004年5月28日、東京・飯田橋、在日大
韓基督東京教会、約60名)
●あいさつ/
アゴスティーノ・ジョッバニョーリ(聖エジディオ共同体)
●スピーカー/
菊田幸一(明治大学)高木日出喜(大本)池住圭(日本聖公会)玉光
順正(真宗大谷派)
●パネルディスカッション・コーディネーター/
高田章子(フォーラム90)
第4回 『米国少年死刑囚を撮り続ける写真家の講演』(2004年11月27日、東京・神田、日本聖公会神田キリスト教会、約35名)
●あいさつ/
アルベルト・クワトルッチ(聖エジディオ共同体)
●スピーカー/
トシ・カザマ(写真家)
第5回 『共にいのちを考える』(2005年5月26日、神戸、カトリック神戸中央教会、約160名)
●スライドショー/
トシ・カザマ(写真家)
●基調講演/
ヘレン・プレジャン(カトリック修道女)
●あいさつ/
アゴスティーノ・ジョッバニョーリ(聖エジディオ共同体)
第6回 『罪のあがないとゆるし、そして再生』(2005年11月19日、東京・練馬、東本願寺真宗会館、約30名)
●スピーカー/
ブラザー・マヌエル・エルナンデス(イエズス会)高橋哲哉(東京大
学)片山徒有(あひる一会)永岡英子(オウム真理教家族の会)
●あいさつ/
アルベルト・クワトルッチ(聖エジディオ共同体)
第7回『No one has right to kill(2006年5月20日、東京・四谷、上智大学、約100名)
●あいさつ/
柴田幸範(イエズス会社会司牧センター)
●来賓挨拶/
団藤重光(元最高裁判事)ホセ・ヨンパルト(上智大学名誉教授)
●講演/
高橋哲哉(東京大学)
●メッセージ/
谷大二(カトリックさいたま司教)、廣瀬靜水(大本総長)、日置恒正(天台宗)、雨森慶為(真宗大谷派)、アルベルト・クァトルッチ(聖エジディオ共同体)
第8回『米国の犯罪被害者支援-新聞記者の視点から』(2006年11月25日、大津、天台宗宗務庁、参加者約30名)
●スピーカー/
布施勇如(読売新聞大阪本社記者)
<死刑執行停止を求める-諸宗教の祈りの集い>
第1回 2004年9月3日、東京・上野、大本東京本部(約30名)
●発言と祈り/
木村且哉(大本)大倉一美・岩田鐵夫(カトリック)根本和子(死刑
廃止キリスト者連絡会)雨森慶為(真宗大谷派)古川龍樹(生命山シュバイツァー
寺)西郊良光(天台宗)小山俊雄(日本キリスト教協議会)
●メッセージ/
アムネスティ・インターナショナル日本、フォーラム90、死刑廃止
議員連盟、死刑ストップ・キャンペーン岡山、聖エジディオ共同体
第2回 2005年9月2日、福岡、大名町カトリック教会(約65名)
●「福岡事件」シンポジウム/
ビデオ上映
対談:藤永清喜(福岡事件再審請求人)
八尋光秀(福岡事件再審弁護団代表)
●献曲/
金子由美子(横笛奏者)
●発言と祈り/
雨森慶為(真宗大谷派)古川龍樹(生命山シュバイツァー寺)西郊良
光(天台宗)濱生正直(日本聖公会)柴田幸範(カトリック)高木日出喜(大本)根
本和子(死刑廃止キリスト者連絡会)門間幸枝(袴田巌さんを救う会)
第3回 2006年9月1日、岡山、岡山カトリック教会(約40名)
●あいさつ/
高木唱洋(死刑ストップキャンペーン岡山)柴田幸範(「死刑を止めよ
う」宗教者ネットワーク)
●ビデオ上映/
著名人メッセージ:団藤重光、土井たか子
●パイプオルガン演奏/
大谷文彦
●祈りとメッセージ/
安藤伝融=代読(真宗大谷派)木村且哉(大本)後藤正史(カ
トリック)濱中光礼=代読(天台宗)木谷英文(日本キリスト教協議会)古川龍樹
(生命山シュバイツァー寺)宮本光研(真言宗御室派)根本和子(死刑廃止キリスト
者連絡会)谷川修真(真宗大谷派)門間幸枝(袴田巌さんを救う会)河原昭文=代読
(日本弁護士連合会死刑執行停止委員会)
<天台宗人権啓発公開講座(天台宗人権啓発中央研修会)の共催>
(2004年12月2日、大津、天台宗宗務庁)
●テーマ/
“いのち”の尊厳について考える
●講師/
原田正治
<署名・要請文・集会参加>
●2004年5月28日
「死刑の執行を一時停止することを求める署名」1370名分を集め、法務大臣に提出しました。6月には、大阪・福岡両拘置所長に死刑執行
停止要請文を送り、9月14日に宅間守さん、嶋崎末男さんに死刑が執行された際に
は、抗議声明を発表しました。
●2005年5月28日
日本弁護士連合会が主催した「死刑執行停止に関する全
国公聴会」東京公聴会『ともにいのちを考える』で、宗教者ネットワークの活動につ
いてアピールしました。
●2005年8月
フォーラム90など3団体と共に、死刑執行停止要請文を法務
大臣、法務省刑事局長、矯正局長宛に送付しました。
9月15日
北川晋さんに死刑が執行された際には、翌16日に法務省刑事局長を訪ねて抗議声明を手渡し、記者会
見をしました。さらに、9月24日の死刑執行抗議集会に参加して、死刑執行への抗議と執行停止を訴えました。
●2006年9月1日の祈りの集い
杉浦正健法務大臣への死刑執行停止要請文を
採択し、法務大臣に送付しました。
11月23日
後任の長勢甚遠法務大臣の地
元事務所に、死刑執行停止要請文を手渡しました。
11月から、「死刑の執行を一時
停止することを求める署名」をはじめました。
12月16日
渋谷駅頭で、アムネスティ/フォーラム90主催の「法務大臣へ死刑執行停止要請と処刑パフォーマン
ス」に参加しました。
12月21日には、韓国大使館に「死刑廃止法案の採択を求め
る要請書」を提出しました。
12月25日
4名の死刑執行に対して抗議声明を発表
2007年1月19日
聖公会牛込聖バルナバ教会で「死刑執行に抗議する宗教者の集い」を開催しまし
た。執行当日の経過報告(アムネスティ・インターナショナル日本、柳下)、死刑執
行された藤波芳夫さんの支援者からの報告(死刑廃止キリスト者連絡会、大河原)の
後、参加者が自由に発言しました。
マスコミ7社や死刑廃止連絡会・みやぎの方も含め、30名ほどが参加しました。
<国際会議への参加>
●2004年9月3-5日
イタリア・ミラノで聖エジディオ共同体が開催した「世界宗教者平和のための祈りの集い」にメンバーが参加
10月6-8日
カナダ・モントリオールで開催された第2回「世界死刑廃止大会」にメンバーが参加して、日本での取り組みについて報告しました。
●2005年9月11-13日
フランス・リヨンで開かれた第19回「世界宗教者平和のための祈りの集い」に、メンバーが参加しました。
●2006年9月4-5日
イタリア・アシジで開かれた第20回「世界宗教者平和のための祈りの集い」に、メンバーが参加しました。
<キャンペーン・地方学習会>
地方でも死刑に関する議論を高めるために、海外からの講師を迎えて各地で講演会を
開いたり、賛同団体の地方組織などで死刑に関する学習会を呼びかけ、講師や資料の
紹介を行ったりしています。
●2004年5月21-29日
米国からレニー・クッシングさん(和解のため
の殺人被害者遺族の会)、トシ・カザマさん(写真家)を招いて、全国9ヶ所で講演
会を開きました。
同年11月15-29日
再度トシ・カザマさんを招いて、全国10ヶ所で講演会を開催しました。
●2005年5月21日-6月1日
米国よりシスター・ヘレン・プレジャン
(カトリック修道女)を招いて、全国9ヶ所11会場で講演会を開催しました。
●2005年12月9日
トシ・カザマさん講演会を東京・神楽坂で開催しました
(参加者約50名)。
●2006年7月5日
米国のハワード・ゼアさん(東部メノナイト大学教授)を招いて、「『罪の裁き』から『きずなの回復』へ-修復的司法の聖書的・霊的基礎」と
題するセミナーを、東京・神楽坂で開催しました(参加者約50名)。
<ミーティング/メーリングリスト>
情報交換や共同行動、集会の準備のため、月1回集まって話し合うほか、日常の連絡
・情報交換のためにメーリングリストを開いています。参加を希望される方は、事務
局までご連絡ください。
4.本を刊行
●単行本『宗教者が語る死刑廃止』(現代書館)2006年12月15日刊行。
5.今後の予定
●第9回死刑廃止セミナー/
2007年5月28日
シスター・ヘレン・プレジャンさん、李文熙(イムンヒ)大司教を迎えて、福岡でキャンペーンを開催予定。
日時/5月28日(月)午後6時半-9時
場所/福岡・大名町カトリック教会
中央区大名2-7-7
西鉄グランドホテル向い
http://church.jp/catholic-daimyoumachi/
内容/宗教者と死刑廃止-韓国と米国の体験から(仮)
講師/シスター・ヘレン・プレジャン(米国・メダイユ聖ヨゼフ修道女会)
李文熙(イムンヒ)大司教(韓国・大邱<テグ>大司教)
プレジャンさん、イさんがそれぞれ基調講演の後、対談。
●死刑執行停止要請署名を、年明けまで行う。
6.連絡先
「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク事務局
アムネスティ・インターナショナル日本/柳下み咲
101-0054千代田区神田錦町2-2 共同ビル(新錦町)4F
Tel.03-3518-6777
Fax.03-3518-6778
e-mail:misakiy@amnesty.or.jp
http://www.kiwi-us.com/~selasj/inochi/index.htm
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